acalli（ex BEUTY MANIACS）“at first sight,out of sight,out of mind” at 仙台CLUB JUNK BOX

1/10
acalli（ex BEUTY MANIACS）“at first sight,out of sight,out of mind”　at 仙台CLUB JUNK BOX
（with：イケメン’ズ）

章人さんがソロとして活動していたBM、そのサポートメンバーであった楽器隊が正式メンバーとなり結成されたのがacalliです。
そのacalli初のツアー。
そして、本日章人さんのお誕生日であります！おめでたい！！

会場入り口に着くと、Hさんをはじめ参戦される方々数人が集まって、章人さん誕生日企画を何やら準備中…。
アンコールで出てきたところにみんなで紙テープを投げよう！という事で、紙テープを巻き巻き。ひたすらまきまき。
「あー落としたー、今までの苦労がぁー…」とか言いながら、どんどんまきまきまき。
その場にいた人数以上にできたので、会場にいらした方々にもお願いして配りました。
章人さん、びっくり喜んでくれるかな？


イケメン’ズさんを観に、中へ。
アコースティックギターを奏でる、仙台が地元の二人組。
しかしまぁ、「イケメン」て…勇気のある名前付けたもんだ。もし私だったら恥ずかしくて自分のバンド名言えないわ…。
「ここ仙台だよね？アウェー感に足が震えてる」という程の会場の空気感。ほとんどがacalli観に来た人達なんだろう、タイプが違いすぎるから。
チケット代の話になったな。
「acalliさんは3000円、当券で入ったら3500円？！俺達なんか2000円で精一杯だよ」
切実やね…（思わず涙）。
短い持ち時間で、最後『大丈夫』という曲。
君なら成功できる的な「大丈夫」ではなく、例え失敗や挫折しても、諦めずにやり遂げられる、その力があるから「大丈夫」、というような歌詞でした。結果よりも過程を大切にしてくれる人もいてくれると、ほっとしますね。
うん、大丈夫だよ、2000円でも（笑）。



あっという間にacalliの出番。
私、いつもはフロア真ん中の柵より前にいるのだけど、この日は2つ目の柵のところで観ました。お友達のthrさんがいつもこの2柵で観ていらっしゃるので、興味が沸いて。mikさんを誘って2柵にお邪魔してみました。


スピーカーから章人さんの声が繰り出される。1曲目『at first sight,out of sight,out of mind』。
「fixed star」の曲全てだけれど、前回は発売前だったので一緒に口ずさめなかった。だから、歌いながらLIVE観るのってやっぱり楽しい！歌詞により感情を込めて聴ける。
1曲目から、前回の時よりももっと大きな風船が楽しさでパンパンに膨らんだような感じ。
元々この日が楽しみだった気持ちも、何日も前から膨らんでいたしね。


「回れせんだーい！！」
えっもうこの曲！？早くも登場の大技『SPIN』に一瞬面食らった分、テンションが一気に上がった！

更に『ハモン』で身も心も踊り跳ねた後、息を切らしながらの章人さんがmc。
「acalliになって初めてのツアー、地方一日目。みんなと同じ位、俺も楽しみにしてた」
と言った章人さんの、くしゃっとした笑顔といったら！！今まで私が見た中で、一番嬉しそうな笑顔だった。
多分、前日の夜寝る前「明日はacalliのLIVEだ～ムフフ～～」っていう私の顔と、大して変わらなかったと思う（笑）。

「この5人でバンドになって初めて作った曲です」と新曲披露の挨拶。
「宇宙みたいな曲です。『UNIVERSE』」
掌を上に向けて空間を撫でるような仕草をする章人さん。その掌から、宇宙が散らばり広がっていくようだった。これから演奏するのが、みんなに聴いてもらえるのが嬉しそうな、章人さんの笑顔も広がって。
前年のクリスマス一日限りで「UNIVERSE」の歌詞がオフィシャルサイトに載っていたのですが、じっくり読めていなかったので少し残念。

歌に入る前、ステージはめいっぱい白い光りに包まれていた。章人さんは深く前屈みの姿勢で、両腕を広げた。
その時、章人さんの背に、私は幻を見た。
白い光りの粒でできた、大きな翼。ほんと、本当に。

暗黒の宇宙でも、ごちゃごちゃの街の中も、未知の明日も、目隠ししたってその翼で自由自在に飛び回れるような、そんな眩しい曲。

随分前に章人さんは「怖いものなんて無いぜ」と歌っていたけれど、今まで怖く感じていたモノが怖くなく見える。「UNIVERSE」の中を通り抜けたら、それまで見ていた世界が、何かが変わったように感じる。
あぁそうだ、私が初めて「バンド」を知った時の気持ちに似てる。私の場合、高校の時ラルクの「vivid colors」なのですが。
この日会った方々と「どうしてそのバンドを知った頃を“やっぱり一番好きだ”と思う事が多いのはなぜか」というような話になったのですが、ある方が「好きになった理由だからだ」と言っていました。
私はこの「UNIVERSE」、聴いた人々にとって「acalli」というバンドを初めて好きになる理由そのものになると、断言してもいい。（勝手にだけど）
その位エネルギーを持った曲です。


もう一つ特に印象深かった曲は、『リアリティ』。本編最後だったかな。元々大好きで思い入れの強い曲なので、LIVEで演奏されただけで嬉しいのですが。

イントロが始まると、ザックが前に出てきて弾く見せ場。
実のところ、私の思い描いていた音じゃなかったんです。こもった、こっちまで届ききっていないような感じの音で、あれ？って思って、注意深く聴いてた。
でもその音こそが、引金になって。
「リアリティ」を聴いて泣いた時や救われた時いろんな想いが、ぼろぼろこぼれ出してきて、止められなくなって。
ザックのギターじゃなかったら、こんな思いにならなかった。


後半のmcで。
「俺は今まで、いろんな嫌な事もあった。何人かにフラれたりもした」章人さんをふっちゃうなんて！？なんてもったいない事を！！心の中で叫んだね、章人さんを振ったその何人かに。
「その度に思った。「お前等なんかに、俺をキズつけられる訳がない！」って」
あっちゃんかっこいい…！！
うっとり…しているところに始まった『can't you hurt me？』！
こんなmcがあったから、上げる拳にも力が込もった。「お前等なんかに！」って。
ついでに振った彼女にも。（←嘘です…）


「ヤスはLIVE前、20分位瞑想しないといけない」と、章人さんが暴露。
この20分がなかったら、もっと長くLIVEできそう（笑）。


さて、1回目のアンコール、章人さんbirthday企画を開始！
まずは、いつもは「アンコール！」ってメンバーを呼ぶ所、みんなでハッピーバーズディの歌を歌う。「Happy birthday dear章人～♪」
勿論、一回歌った位ではメンバーは入ってきてくれないので、何回もリピートで歌い続ける。
…疲れた（苦笑）。
やっと入ってきてくれたのは、まずケンイチさん。ドラムの椅子の所で立ち上がって、ケンイチさんの指揮によりもう一度歌って。
歌い終わった所で！両手を上げて入ってきた！！章人さん！！
ではなくて、ザックでやんの！（笑）
（本物の）章人さんが入ってきたところで、さっきまきまきした紙テープだ！！
「お誕生日、おめでとう！！」
章人さん、喜んでくれたかな？どうだろう？？？


acalliを観る直前まで、サポートと同じメンバーでバンドになるという事に正直戸惑いがあった。
章人さんは「acalliになっても、俺は俺」みたいな事を言っていたので、私もじっと章人さんだけを見ていたソロ活動Beauty Maniacsの時と同じ見方をしようと思っていました。それが私にとって、正しいのかどうか、な今回。
実際そうやってステージを観ていたら、むしろそうしたからか、思いの他、他のメンバーが自然に目に入ってきたんです。

『ハモン』のヤスくんの叫ぶようなサビのコーラスや、『嘘の薬』のイントロで前に出てくるの、かっこよかったなぁ。
『空白』でだったかな？ヤスくんとザックが向かい合っての弾き合い、必要以上に、顔が！顔がっ！！近いからっっっ！！！（むしろ歓喜）
曲最後の締めを「せーのっ！」って掛け声で合図するケンイチさん、両手のスティックを大きく振りかぶってる姿、いつも、元気！になれるようなシーンです。
ユージさんは、（多分）3回ピックを投げた。それが全部、最前にいた男子のほうばっかり。3枚ともその方がGETしていました。ちなみに、LIVE後その方とお知り合いになったので、「見てたわよ！」と伝えました（笑）。
アンコールも終わってはける時、お辞儀をしながらのユージさんが、可愛らしく見えた。どちらかというといつも厳しい表情をしているので、ついに新たな一面を見たv

4人とも見てはしゃいでたなぁ。
これで私は、これからも章人さんを見つめ続けていられる。
BMの時と見方は変えなかったのに、見え方が違ってきた。
観る前までの戸惑いは消えた。
私、「acalli」が好きだ。


ずっと2柵で観ていた訳ですが、いや～楽しかった～！！柵の魅力を再確認♪
おかげで首はズタボロ☆


Happy birthday章人さん☆曲リスト
at first sight,out of sight,out of mind／SPIN／ハモン／UNIVERSE／空白／色情／can't you hurt me？／THE MOTHERFUCKERS／リアリティ
ec：嘘の薬／パズル