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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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LUNKHEAD“LUNKHEAD TOUR 2009「蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻~10年はでけえど~」”  at 仙台CLUB JUNK BOX

友達と合流して(遅くなって申し訳なかったです…)お喋りしつつ軽食を取り、LIVEに臨みました。



LIVEは、初めからアップな曲がたて続けにきて、でもそれに負けず劣らずなわたし達。
ランクはとても力強くて、胸の奥が地震が起きたみたいに響いて揺れた。
後で龍さんが見せてくれたのだけど、バスドラムのペダルが割れるくらいの、熱気の込もりよう。
夏フェスで某バンドが同じようになった事があるらしいが、「その時の4万人?の客の熱気に、みんなは勝ったんだよ。みんながいれば百人力だよ」と龍さんが言ってくれた。
仙台がこんなにアツいのは、北京餃子を食べてるからだ、とG田さんは言っていましたが、ちなみにわたしは食べた事ありません(笑)。


LUNKHEADのLIVEって、聴けると思ってなかった曲がどの会場毎にもある、というイメージがある。
例えば、この曲が聴けたのは何年のこのツアーのこの会場、みたいな、その日が印象に残るような曲。
一つのツアーでも会場毎にセットリストを変えてくるから。
仙台も、はっとさせられたりとても嬉しい曲が組み込まれていた。

『グッド・バイ』が聴けたのにはびっくりというか、やられた。息を飲むようにして、ステージを見て、聴いていた。

3月の初めの日に『三月』が聴けたのは、特別感があるなあ。
マイクを胸元に寄せてサビを歌う小高くん。
この歌声が、例えば生きてる意味なんてないって泣く人の、胸の中にふっと寄り添うように流れるのだろうな。

『loop』も『灰空』も嬉しすぎ。


アンコールで出てきた時だったと思う、小高くんが、ツアー先で観光地の景色を見に行くよりも、みんなが見えるここからの景色のほうが、ずっと綺麗だ、みたいな事を言ってくれた。言い終わる前から、照れるような笑顔が見えた。
わたしもその景色の一部になれてるんだなって、嬉しかった。
(みんなの歌の)『メトロポリタン美術館』の、大好きな絵に閉じ込められた女の子みたいだ。わたし自身はその絵を見れないんだけどね。

他のmc。
壮さんや小高くんは、フェリーでは船酔いする前に酒で酔っ払うから快適に来られたらしい。荒業だ。
(誰だったろ?)「アルバム、レンタルじゃなく、買って聴いてね!わかってるね!?」
うちのほう、レンタル屋に入ってこないんだよ…(がっかり)。


小高くんからも爆弾発言がある、と聞いていたのです。
なんとなく思い当たるのです。
でも、お友達さんも一緒だから大丈夫なのです…。

曲間が空くところで、友達さんが、次小高くんが喋るから、ってわたしを小高くんの顔が見えるように行かせてくれた。
「俺、大事なものができて」
どっっっきん!!!
はははは(カラ笑)。
いいんです。いいんですよ。おめでたい事です。
でもこの気持ちは何?(何)
「命より…大事だね。うん」
とても実感がこもっている言葉でした。心の中のその思いが、形になってわたしにまで見えるような。
「「大事なものって何ですか?」って聞かれる事もあるんだけど。その答えは全部曲にこめたので」
「あなたの大事なものを思い浮かべて聴いてください」
わたしは…
大事な人を思い浮かべたら、その人はわたしが無くなったら悲しむだろうなぁ、だったら大事にしなくちゃいけないのは自分自身かなぁ、って。
なんかあたしって、わたしを大事に思ってくれている人からわたしを、わたしがわたしを自分自身で奪ってしまうような気がして。
なんだか情けなくなってきた。



アンコール1曲目の、龍さんが作詞作曲の曲。
感触しか覚えてないけど。
激しい雨に打たれているような、でもその雨はキラキラ光っているようなギターが、重なっていた。


龍さんの言葉を聞く時が来た訳だったのだけれども、LIVE前友達に会った時にはすでに気持ちが落ち着いていた。
友達は二人とも別会場で聞いていて、そんな二人の様子を見たら。
それまでは、途中で逃げ出しちゃうかもしれん…くらい思っていたのに。

龍さんが全ての活動に関わる事ができなくなる、という決断をした事についての話です。
龍さんが出られないLIVEのいくつかは、元ART-SCHOOLの桜井さん(この直後だかに辞めちゃって…)がサポートする。
と言う事だそうです。
はじめは脱退したいと切り出したそうですが、それでも、こういう形にしてこの4人でLUNKHEADだ、と。


大事に言葉を選ぶような、龍さんの言葉。
「東京に出てくるより脱退を告げるほうが思い決断だったな」その時を思い出しているような表情。
「なのに、辞めさせてくれなかったんだよね。嬉しいよね、必要としてくれるのって」
「LUNKHEADでドラムを叩く人+αぐらいに思ってもらえれば。4月からの予定も決まっています。みんなと会う回数は減りそうだけど…でも、それもなんでもないと思う」


うまく言えないんですが…
LUNKHEADはこれからなんだ、って実感した。
新しいLUNKHEADは、まだ始まってもいないんだもんなあ。
具体的に「こうすれば不安はなくなる」なんて方法、初めからどこにもなかったんだ。

龍さんが自分の言葉で、わたし達の顔を見て話してくれた事、とてもありがたく思います。



お借りしてきちゃいました。set list
ギグル
インディゴ
羽根
花は生きることを迷わない
ガラス玉
グッド・バイ
灰空
loop
きらりいろ
ラブ・ソング
三月
スワロウテイル
Birthday
素晴らしい世界
体温
ぐるぐる
それでも血の色は鉄の味がした

ec1
新曲
前進/僕/戦場へ
カナリアボックス

ec2
千川通りは夕風だった(広瀬通バージョン)

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