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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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11/28
ZIG “ZIG VISORY vol.8”
(with:RAMAR/Random Task/LU:C7/アメジスト)

この年唯一開催されたZIG VISORY、8回目。この年最後の地元LIVEになりました。

東京遠征を終えて間もなく、その熱冷めやらぬまま、といったところでしょうか?
そしてattsuさん、staffとしてのZIGとの関わりが、この日で最後でした。
東京行った時ZIGのフライヤーに「THANX…for ZIG THE DESTROY」と書いてあったし、なんとなく予感…してた。正式に発表されるまでは確信しないけど…発表されてもびっくりしないよ、って気持ちがあって。


仕事が終わってから向かう。会場に飛び込んだ時にはもうZIGの音がしてた。
「始まってから20分位経ってる」と受付スタッフさん。お…終わりに近い…。まあいいや。開き直ってフロアへ。


演奏中の曲は、本編のラストから数えて2曲目。『SLANG TO [J]e[C]y MAGDALINE』の一番のサビ。多分、最高にテンションが高い場面だ。時間帯、選曲、曲の部分、全てが。

後ろからステージと最前で暴れるFamiliesを見渡した時、ゾクッとさえした。一瞬動けなくなった位だった。“感動”なんて優しいもんじゃなかった。みんなの想いが心の中から決壊しているような、空気が渦を巻いているようだった。

この場面に溶け込むのは、今まで途中参戦してきたどのLIVEよりも難しかった。
(1)attsuさんサンキュー・グッバイ、そして涙
(2)attsuさんを笑顔で送り出す
(3)attsuさんの事は置いておいて、LIVEを楽しむ
etc…

どんな顔、すればいい?

混乱していたら、ステージから、殴られるような衝撃!『~[J]e[C]y~』のサビ2番。
混乱は殴ると治る(笑)。
そしたら私、跳んでた。後ろのスペース空いてる所で、最前並のテンションで。
例えば挙げた3つ、全部なんだ。いろんな気持ちが、頭の中でメリーゴーランドみたいにクルクル回ってるんだ。
どんな顔したらいいか?いろんな気持ち全部混ざってるそのままの顔してりゃいいや、って。


本編ラストの前に、YUSUKEさんのmc。
「身内バンドみたいで嫌なんだけど」と言うも、敢えて話し始める。
「19才でバンド組んで、20で解散して(年齢的な部分は記憶が定かじゃないです)、24でZIG始めて、attsuはその間ずっとつるんでくれた。ずっと身近にいてくれて」
YUSUKEさんが辛い時期でも、attsuさんはいつも身近にいたんだなぁ。
「でも、ZIGの呪縛から解放してやる」
何とも言えない複雑な笑顔を浮かべながらのYUSUKEさん。
attsuさんには自分の音楽活動がある。残念だけど、鎖で縛られるべきじゃない。
そんなしんみりとしたmcをよそに、KAZUさん、attsuさん、最前のS(数字)さんが、ビールのやりとりして呑んでる(笑)。
「お前等さぁ…これからみんなを泣かそうとしてんのにさぁ…ほんっとお前等mc潰しだ」と、怒る通り越して呆れたようなYUSUKEさん。
KAZUさんてよくYUSUKEさんのmc潰すなぁ。自由奔放(笑)。
まあいいやって気を取りなおし、「今日だけは、『タナトス』はattsuの為に。お前等ハンカチ用意しとけ」。聴衆の為じゃない事、謝りそうなのを強引に。
いいよね、今日だけは。私もattsuさんの為に気持ちを捧げる。


『俯瞰のタナトス』。
決壊した気持ちは抑えられなくて、涙になって。YUSUKEさんやattsuさん、前のFamiliesはそんな表情。
感情が止めど無く溢れてくるのが、いつでもLIVEの理想的な姿なんだと思う。

今まで、ステージにいるattsuさんを見てきた。death-cho.や暴れ方は、ステージも見てる方も、両方を煽って熱くした。attsuさんに何度も拳を向けてきた。
私のZIGの聴き方は、attsuさんのおかげだって思う。
場所は離れていても、相対した拳はぶつかり合っていた。でももうこれからは、attsuさんと拳が向かい合う事はないんだなぁって。ZIGでLIVE HOUSEで会えたとしても、attsuさんと私の拳は、ステージへ同じほうを向いてしまう。

掌を伸ばしてた。拳じゃなく指を解いて、今まで拳に握り締めていた気持ち、掌からステージに届け。指の先までいっぱいになってた、「ありがとう」気持ち。

YUSUKEさん、attsuさんと肩を組みセンターに出てきて歌う。attsuさんがいるZIGの姿を、しっかり心に結び付けているように、しっかりと。


ecの前に、会場の様子レポ。
前にいるFamiliesの中には、毎年恒例になりつつある仮装して。ミニスカvポリス・ロリータちゃん・チャーミー&ピグレットの着ぐるみがズラリ。
他に、普通の服装もいれば男性陣もいて、ごちゃ混ぜ感が見ていて楽しい。
私はLIVEに欠席の予定だったので仮装に参加できなかったけれど、ZIGのファンとして思う所があり、仮装集会の応援組に回りました。
常連でもファンでも、そんなつもりなくても反応がファジーだったり、そう捉えられたりする事あるじゃないですか。だから、疑いない気持ちを見せたいというか。そのきっかけになれたらいいなって。
「ZIG Familyらしさ」の度合いが多少濃ゆいかもしれませんけど(笑)。               
そんなfamilies、『~[J]e[C]y~』では私を立ち竦ませる程の暴れ様。
私は身内だからかもしれないけど。どうだったのかな?


ecの声に出てきてくれたのは、attsuさん。今まで関わってくれた人々に、ありがとうって。
「フランスにも友人がいて、ネットで放送されてるから、見てくれてると思う。だから、この後も、もっともっと暴れればいいんじゃない?」
満ち満ち足りた良い笑顔だった!そして、ecもあるって事だ!!やったー!!!
まずKAZUさんが入ってきて、attsuさんと野郎同士、ガッチリとハグの感動的シーン。うーん熱いぜ!
2人がハグしている所に浄美さんが登場。2人の後ろで、抱き締めるけど相手がいなくてスカッと両腕が空を切る、わざとな空振り。(説明わかるかな?)
浄美さんはその「わざと」で満足したみたいだったけど(笑)、attsuさんにハグを求められ、照れてる?みたいに軽く抱き合っていました。
あー面白かった(笑)。

全員が位置に付いた所で、23日東京LIVEの時の話をNORIYOSHIさんのYUSUKEさんキラー説話。言っちゃうのか???ドキドキ。YUSUKEさんの名誉の為、皆まで言わないでーって思った(笑)。
「まぁ、○○キラー、という事で」と、お茶を濁してくれました。ちょっとほっとした(笑)。
YUSUKEさんは「俺はデスノートのキラだと思ってるんだけど」だそう。上手い事よく考えたな(笑)。
「続きは12月の東京で」と、暗に“来てね”と宣伝のNORIYOSHIさん。

曲に入る前、YUSUKEさんのmc。
「いつまでZIGが続くかわからないけど、ZIGであり続ける限り演ってく曲です。そしてattsuの未来へ」
向かい合った5人、イントロがワンフレーズだけが鳴る。
「次の曲はなんだ?!」NORIYOSHIさんが叫ぶ。YUSUKEさんの言葉とイントロから浮かんだ、曲名を叫んだ。

「ハレルヤ!!」

3回位かな?イントロフレーズ→NORIYOSHIさんの「次の曲はなんだ?!」→みんなでその度に「ハレルヤ!!」
ただでさえ『ハレルヤ』のイントロ好きなのに、何度も掛け合いがあって、しかも向かい合ってるメンバーの姿がかっこよくて、かなり盛り上ったわー。

そして曲に続いていく訳なのですが、繋ぎはドラマティックでかっこよかったのにさぁ、しかも言い出したNORIYOSHIさんがさぁ、曲に入ってからのイントロの回数が他のメンバーと合わなくてさぁ!やり直し(笑)。
好きなイントロ、いっぱい聴けたからいいや(笑)。

本編ラスト2曲は、ZIGとしてのfor attsuさん色を感じた。ecからはまた違った、笑顔の似合うLIVEで。for attsuさん&ZIGの、眩しい「撃ち抜けろ・俺達の未来」への曲だったように思います。


「もう一曲、もう一曲だけ!」とYUSUKEさんが叫んで、『B★G★Z』。繋ぎの演奏がまた、楽しくって止まらない!って感じでよかったなぁ。

間奏では、YUSUKEさんが前の男達をステージに上げる。一人上げた後YUSUKEさんは他の人を上げに行ったもんだから、最初に上がってきた人は一瞬放置されて困ってた。そしてフロアへと飛んでいく(笑)。
YUSUKEさんとattsuさんもダイヴィング!2人とも肩から落下してしまった…痛そう…。人のいる列を飛び越えちゃったみたいな感じだったものだから。


最後に、NORIYOSHIさんが、MaCaNa10周年LIVEの時のように「3・3・7拍子で締めます!!attsu!掛け声!!」
3・3・7拍子って、運動会位でしかやったことないよ(笑)。
拍子を取ってシャウトするYUSUKEさんattsuさんと楽器を掻き鳴らす3人、間に掛け声を叫ぶ私達。なんだこの古風とrockが混ざった3・3・7拍子は(笑)。



メンバーがはける時、浄美さんがピックを投げてくれた。おお、珍しい!
近くに飛んできたので探したのですが…ついに見つからなかった。むっちゃ探したのに…諦めきれなくて、もうあり得ないだろ!って所まで探したのに…。
ピックってさ……消えるよね…(涙)。



LIVE終わっても、attsuさんがZIG staff辞めるって実感ないです。
いつ実感する事になるのか、大体予想はついているけれど。

attsuさん卒業となるLIVE、そして2006年最後の地元LIVEとなったこの日。
attsuさんとZIGの今後が、爆音をまとい走り続ける事ができますように。

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