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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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11/23
ZIG
“SOUND CiRCLE”
at aube shibuya
(with:SINCIA/安養晴仁/Floral Tribute/永瀬智千佳・秀生)

ZIG初の記念すべき東京遠征です!
関東のお友達にもZIGを観てもらえる嬉しい機会。そのお友達Hさんと会場へ。

さて、会場で知る事実。地元から来たの、私だけ…。こここ困ったぞ…もっとねぇ、私より通ってるFamilyのほうが…。
目当てのバンドを一人で最前で観るって、初めて九龍を観た時もそうだったなぁなんて思い出したりしてた。特に暴れてた訳じゃなかったけど、「最前で観てくれてありがたかった」とほっとした感じで言ってくれたっけ。
はっΣこれはもしや走馬灯か?そんなにつらかったのか、私(笑)。

aubeのステージ低い!柵も中途半端に低い!!こいつ等をどう攻略してやろう…。ただでさえ一人だからテンパってるのに、問題を増やさないで欲しい(勝手な)。
私の中では、ロックバンドは見上げていたいというのがあるので、ステージはある程度高さがあって欲しいのです。


ZIGの出番になって、ZIG-Tシャツに着替える。私は最前、Hさんは私のすぐ後ろで観てくれた。
1曲目『GO』。
私はこの曲、若さを感じる。考えるより先に前へ進む、ためらわず迷わず未来へ飛び込んでいく。その姿に聴き手が動かされる。
初めてやる土地で1曲目『GO』、インパクトを与えられたんじゃないかな。

東京でのZIGの印象は、ちょっとお行儀良いかな?と。
動きもいつもより大きくなかった気がするし、表情もややおすまし?絡みもあまりなかった。なかったらどうって話でもないんだけど。
mcも、「仙台からきた…」云々やLIVE告知や、「聴き方は自由に、イベント楽しんで」という、聞き慣れたフレーズで。
ネクタイ締めて、キリッとした感じ。でも、ZIGの色はしっかりあって。
服装は変わっても、中身は変わらないって事かな。


2曲目は、新曲初披露。
最初に言っておきます。大きな声で叫びたい。私、この曲とってもお気に入りだ!!
イメージとしては、トレンチコート襟立てて、くわえ煙草、みたいな。
弦楽器の音の歪み具合も良くって、聴いていると視界が渦を巻いて歪んでいく、目眩と錯覚するような。
「GO」「halellujah」「AWAKE」が正統派タイトル曲だとすれば、この新曲はシングルのc/wタイプ。カップリング好きの私としてはツボでしたね。
MUFFの「BRUSH」のような雰囲気を感じた。YUSUKEさんのシャウトの仕方とかも。
浄美さんサビのコーラスに入るので、マイクに近付くのを目安にして、手を挙げたりして聴いてました。
今まである曲の系統どれにも属さないので、LIVEで上手い位置に入ってきて活きてくる曲だと思う。

ライトの効果で、床に白い不揃いな水玉模様の集まりが浮かび上がった。こういうデザインの柄シャツYUSUKEさんに似合いそうだなぁ、なんて思いながら見てたり。

『GO』って何回か聴いてるんだけど、なかなかまだ私の体に馴染んでなくて、そんな私が常連一人の時この曲が1曲目って、内心ますますパニクった。
そしたらお次は新曲ですよ!?むしろパンッって飛んだね、パニックなりすぎて。それで逆に落ち付いたというか。
今になってみると、そんな自分すら面白いです(笑)。


mcを挟んで、『RED JACK』『halellujah』と、雰囲気が変わる。
LIVEで定番の曲がきて、思いっ切り羽を広げられたみたいに暴れた。気持ちは羽根のように軽くなれた。

浄美さんとKAZUさんが目を合わせてにこにこ顔だったり。
YUSUKEさんとKAZUさんか並んで、柵に片足掛けて煽ったり。
YUSUKEさん、フロアをじっと見渡してたのをよく見ました。
NORIYOSHIさんのドラムも、音が暴れ出すように叩く。
きちんとネクタイ締めてたのが、少し緩めたような感じかな。

『halellujah』は、Hさんも特に好きな曲って言ってくれて嬉しかった。
私も初めて聴いた時から、「この曲は好きだ!」って思ったから。
やっぱり、一緒になって体動かせる曲って、初めてでも常連でも関係なく、楽しいものです。


最後は『俯瞰のタナトス』。
赤いライトでステージが染まって、夕日に照らされてるみたいだった。
「秋は夕暮れ」と申しますが。『~タナトス』と「夕暮れ」や「晩秋」のイメージは合ってるなぁと発見。

こうして地元離れてみると、「常連としてこうあらなくてはいけない」みたいな鎧のようなものが、重たく感じた。
遠征で、常連さんが他に少なければ尚更、コテコテの常連着飾っていた方が逆に楽だと思うんですよ、こういうしんどさの場合。「周りは見えません、私の世界」って開き直って、自分の世界に閉ざしてLIVEを楽しむという方法。
いざLIVEはというと、鎧も着飾った服も、要らなかった。
軽くて自由な気持ちになれた。LIVE HOUSE中を気持ち良く飛び回ってる気分だった。

そのせいかどうか?
『~タナトス』って今まではいろんなものを背負っている重く深い曲に感じていたけれど、その背負っているものを下ろして荷が軽くなったみたいだった。
『~タナトス』を聴く時にいつも感じてた、頭を抱えて悲鳴を上げたくなるような気持ちにも、ならなかった。
私はずっと、穏やかに笑っていたんじゃないかと思う。曲に似合う表情だったかどうかはわからないけれど。



遠征をするって特別な事だけど、なるべく意識し過ぎないようにって思っていました。もちろん、とっても楽しみにはしていたけれど。
大きなイベントではないし、私はZIGがお目当てだけどイベントのメインという訳ではないし、曲数はいつも通り5曲位だろうし。
特別さに浸っていたら、あっという間に時間は過ぎてしまう。浮き足立たないように、気を緩めてはいけないなと。

ステージに正面きって向き合えて、ZIGから伝わってくる事を、真っ直ぐ届いたまま、欲張りな程感じる事ができました。

いつもZIGの曲で感じてた「強さ」みたいなものの奥に、「脆さ」や「拙さ」にも触れたような気がします。気がする程度の感触だけれど。
そして、遠征して一番確信したのは、ZIGのLIVEが見られれば場所なんてどこでも構いやしないんだな、と。

遠くに行って気付いたのは、なんとも単純な事でした。


キラー!set list
GO/(新曲)/RED JACK/halellujah/俯瞰のタナトス

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