忍者ブログ
LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
[65]  [61]  [41]  [40]  [39]  [38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [33
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

9/9
HUSH“センチメンタルドライヴ ” 
(with:INPROVE/AirStrike/MONKEY☆SPANK)
at 仙台 CLUB JUNK BOX

HUSH、このメンバーで最後の仙台公演です。

始まる前に、友達が「作戦会議するから集まって」と言うので参加してみることに。
声を掛けた人達が輪になって座る。数えてみたら全部で11人にもなった!
作戦は4つぐらい打ち合わせしたかな。
コンセプトは「沈んだりしないで、楽しく。仙台らしく、輪・和で」と、友達。
私は「仙台らしく、私らしく」と思えるまですごく時間がかかったよ。でも時間がかかった分だけ、心底「らしく」できる自信があった。やりましょう!
作戦の1つ、円陣。の練習もした。うっわーなつかしーー。ソフト部だったんです、私。これはもう任してよ!


MONKEY☆SPANKは、以前HUSHのロディーをやっていたvo.TORUさんと、以前章人さんと一緒にバンドをやっていたdr.TAMAKIさんのいるバンド。
仙台2回目で、私は初。
b.GUTWIEさんは投げキッスで登場。シャボン玉みたいにふわふわ飛んでいる投げキッス(想像)を掴まえて遊んだ(笑)。

第一印象は、素材の音だなぁ、と。声も楽器も、ストレートに届く。
ストレートだからか、照明と楽しそうなファンの姿とがステージと一緒になって、キラキラして見えた。
TORUさんは、身軽に動き回り跳ね回り。つられて自然に体も動くし、心も跳ねて楽しい!
TAMAKIさんの叩く姿勢が、少し斜め向きで前屈み気味で、SAKURAさんに似てるなぁと思った。

チューニングしている時に、g.KEN'ICHIさんに「そろそろいいっすか、リーダー?」とTORUさんが言うと、ギターから目を離さずに「ェーイ」と体育会系っぽく答えてたのが面白かった。

「マキシ聴いてくれたみたいだね。前回よりいいstand upだ」と満足そうなTORUさん。
『stand up』という曲と、この台詞がだぶる。

「ここでも、あれ、やりますか」と、GUTWIEさんに言うTORUさん。
次曲のサビのコーラスの練習。
「Go on now!stand up believe in yourself」の部分を、GUTWIEさんが指導する。『stand up』の歌詞。歌詞の指導と言うより、英語のrepeat after meな感じ。面白がって何回も何回も。
「違うよ、もっとこう!」って、大袈裟な英語の発音が面白かった。
それに習って発音したら、「みんなの方がうまいよ!」とTORUさんに言われた。YEA!!
練習も終わって曲へ。
GUTWIEさんのコーラスがかっこよかった。TORUさんの元気な声と、GUTWIEさんの落ち付いてるけど楽しそうな声が重なって。

初モン☆スパだったけど楽しくてはしゃいじゃって、体調がイマイチ良くなかった私は、既に疲れで体がイタイ…。これからなのに。


関東から仕事上がりで仙台に来てくれた友達さんと、お久しぶりの再会。HUSHに間に合ってよかったー。
この方とも、仙台で集まる友達みんなとも、一緒に見られるのがとっても嬉しくて。


『TASET』が爆音で流れてくる。
メンバーに聞こえろ!とばかりに、おっきい声で歌った。誰もいないステージに向かって、勢いよく指差して。
HUSHの登場前は、COMMUNICATORの時もTASETも、スタートをすごくいいテンションにしてくれる。気持ちの準備万端。いつでもかかって来い!


メンバーが入ってきてすぐ、ドラムセットに集まり片手を掲げて合わせ、気合入れをしていた。
dscもそうだったな。最後のライヴをする時に初めて、こういう事したの。
4人が、強く一つの塊になった気がした。

さてそれに合わせて、作戦1。総勢11人に、先程来たばかりの友達もプラスの円陣。
友達の「いくぞぉーーー!!!」、12人の「おぁーーーーっ!!」。
HUSHの円陣を見てしんみりしている人がいるかもしれない中、そんな気持ちにさせるHUSHの姿も見ずに、でかい声で。
10年前の試合よりも、断然気合入ってた(笑)。
いくぞ仙台!!


一曲目『JAPANESE MONKEY』からの、殴りかかってくるようなPlay、勢い。これは最後まで感じました。
「J・A・P・A・N・E・S・E~」で、メンバーもファンも一緒に叫ぶ叫ぶ!
隆さんもガンガン叫んでいるのに目が行く。

作戦2は、「JAPANESE MONKEY~」の後にモンキーダンスをする事。
スピードが早いので、モンキーダンスというよりも肩叩きになってしまった(笑)。


『色情』で、章人さんが「腰を振るから」の時、実際横に腰を振りながら。
うっわっっ!!この曲は、Shake Hipと歌声に全っ部持ってかれた。他の事全部吹っ飛んだよ…。


一番よかったのは、やっぱりというか、『アカシ』。
初めて聴く事以上に待ち焦がれていた曲。
イントロのギターが鳴った瞬間、心臓から何かが一気に込み上げてきて、押さえきれず体を前に倒した。

マキシ聴きながら、最後にこんないい曲作りやがってと思ったけれど。
以前、「アルバム(センチメンタルドライヴ)は、明るいです。天気がよくて、青空で…そんな感じ」と天井を突き抜けて空を仰いでいた章人さん。
パーッとした明るさを想像していたけれど、ライヴで聴くと、突き刺さる程の光で目の前がいっぱいだ。
最後って事を差し引いたって、この輝きは変わらないと思う。
アルバムに入っている曲は『色情』『1976』『呼吸』『アカシ』『センチメンタルドライヴ』をやってくれた。アルバムの中でも、アツい熱の光が突き刺さってくる曲ばかり。
ライヴで聴いて改めて、いいアルバムを作ってくれたんだなぁと実感しました。
そしてこの『アカシ』が一番そうだと。

「逃げない 隠れもしない」で、章人さんの両手を広げた姿が、まさにHUSHそのものに見えて。
くそったれで矢でも鉄砲でも四方八方から降ってくる世の中で、弱い自分にはそんな事から隠れられる場所も甘い言葉もたくさん転がってるのが見えていても。それでも逃げも隠れもせずに強く信じたものをしっかり握り締めて、両手を広げぶつかって行く様に。
こんなに好きでも、いろんな事をいつかきっと忘れてしまうけれど、この姿だけは絶っ対に忘れない。


『パズル』『SHINING DAYS』の流れは、「ミラーボールの光の様に粉々になって」と「SHINING DAYS」という共通の「輝き」がイメージなのでとてもよかった。ガラスの破片が散らばってキラキラ降ってくるような。

「ないものねだりの、ロックンロォール!!」の決め台詞は、章人さん。高瀬さんのはっちゃけた声で聞き慣れていたので、高瀬さん取られちゃった!って思った(笑)。

『SHININIG~』のサビの掛け合いで。さっきとおるさんを見たばかりだったので、米澤さんのマイクで熱く掛け合うとおるさんがいやしないかと探してしまった(笑)。


『can't you hurt me?』で作戦3。
「踊れ踊れ無理矢理踊れ」で、手を繋いで輪になって、ぐるぐる回った。
友達のを最初は見てて、すごく楽しかった!そしたら入れてもらった(笑)。
最後に手を離して「離れ離れ」。


『ナイフ』を聴きながら、この曲でHUSHに出会ったんだっけなって、一瞬物思いに耽る。
初めて見た時の初期衝動が冷めないまま、今に至っているんです。
でも、耽ったのも一瞬ね(強がり?)。ずっと耽ってる暇なんてないんだもん!
ジャンプし過ぎで靴擦れしたぐらいだから。


『嘘の薬』のサビの手拍子、今まではただ拍子を叩いている様なほんわか感と、攻撃的な曲が合わないなぁと思ってた。
この日は、気合が込もった手拍子がいっぱい跳ねて見えた。
私は今まで、どうしてこの感じに気が付かなかったんだろう…。

勢いよく回転しながら走り抜けて行く章人さんを見たのも、久しぶり。


mcも、演奏の時のように、面と向かって笑顔で聞けた。
「高瀬は違うけど、俺達30過ぎて、でも甘えずにやってきた」
「一生懸命ってかっこいいよな!みんなにも出会えたしな。みんなと一緒に夢を見られたしな!」と、最初は頷きながら、最後は、きっと「宝物を探してる」あの頃のようなキラキラの笑顔で。

「この4人でやるのは最後だけど、死ぬわけじゃないし」。それは極論だよ…。
「俺はHUSHやってくし、米きゅーはW.A.R.P.やるし、プロレスもやるし!高瀬はプロレスの相手やるんだよな!?」高瀬さんは頷いてた(笑)。ほんとに??!
「隆は大工か板前になって、スティックを金鎚か包丁に持ち替えて、熱いビートを刻んでくれると思います」。想像しちゃった(笑)。見たいぞっ!


何の曲だったろう?
高瀬さんの、いつもはピックを持っているから中指を立てているように見える仕草も、両手でやっているからにはあからさまな中指立て。
ピックを持った手を、ガツンと空を殴ってたり、いつも以上に攻撃的。
こんなに感情を表に出す高瀬さんは、あまり見た事がなかった。

章人さんも、『bullet』で「言葉じゃ、足りないんだよ!」と、気持ちを込めて叫んでいて。
章人さんが音程そっちのけで叫ぶ事も珍しいと思った。
でもこの日はことさら、「言葉じゃ足りない」の意味を噛み締めた。大切な思いであればある程、足りなくて、たりなくて、タリナクテ、喉も心もカラカラに乾いた。

隆さんが、いつもの場面じゃない所でスティックを掲げ立ちあがる姿も、珍しいなぁって。
いっぱい歌っていて、叫んでいて、笑顔もたくさん。

本編ラスト『SPIN』。
このイントロと「回れぇーせんだーーい!!」と叫ばれると、頭の中の回転寿司スイッチが自動的に入りますね。
走るのも楽しくてたまんないんだけど、ステージを見る余裕もあって。
メンバーはハジケた笑顔だった!やった!!米澤さんが一番笑ってた印象だったな。

走るのも含めて、がむしゃらに楽しめる曲。いろんな事がある日常も、ライヴっていう特別な場所も、何もかも全部クラッカーに詰めて、思いっ切り紐を引っ張って!!
クラッカーから弾け飛んだ楽しさの中には、章人さんのモニターに登ってロケットみたいな決めジャンプ!もあった。


まだクラッカーは残ってるよ!「アンコール!!」
私は靴擦れが我慢できなくて、ブーツを抜き捨てた。

ecで登場したのは、アロハシャツを着たヴォーカリスト・高瀬宏之。『いつかシドヴィシャス』。
「シュビドゥビ~」では、左手で応援団みたいな振り。
そこで作戦4。手の振りを無視して、LUNA SEA高瀬がしていたような手のフリ。
他の作戦メンバーのフリを見てか、または恥ずかしがってやってない人を見てか、「こうだよこう!!」と強制する高瀬さんがおかしかった(笑)。

曲に入ると、HUSH物販のタンクとリスバンをした男の人が、弾丸の様に突っ込んできてフロアを走り回って、人の波を掻き回していた。うわっ!何だ何だ誰だ?!GUTWIEさんだっ!!
すごくびっくりしつつも、HUSHらしいハプニングにすぐ楽しくて堪らなくなる。
メンバーも、面白そうに笑ってて。米澤さんの、いつもとは違う身内に向けられる笑い顔は、今にも笑い声が聞こえそう。
このせいでかどうか?面白い曲が更に楽しくておかしくって!
GUTWIEさんはみんなの笑顔も掻き回してくれた様です。


チューニング中、隆さんが、タン!タン!と気持ちよく歯切れのよい音を叩いてた。
ちょっと気の抜けるような感じの声援があって、「あれ?」って感じの笑い顔になった隆さん。叩くタイミングも狂ってしまって、おっとっと…タンッ!って。


章人さんがセンターに戻って、『センチメンタルドライヴ』。拳が勢いよく挙がる挙がる!
サビのコーラスが綺麗で、ジャンプも気持ちよく飛べた。

前の友達が、「お嬢ちゃん」で指を差し合っていたのがすごく面白かった!
くるっと振りかえって私も指差してくれたので、私もビシッと指差し返し!


『Going to distortion』。
恐らくこの曲は、ライヴで必ず演奏してきたんじゃないかな。初めて仙台に来てくれた時から、ずっと。
HUSHのライヴでは、この曲と共に戦ってきたような気がする。古くからの戦友の様な曲。(何と戦ってんだ?)
ライヴ最後の曲。このメンバーで仙台最後の曲。
そんな事をぎゅっと握り潰した拳を、思いっ切り挙げ続けた。上を目指し続ける、ライヴを楽しもうとするという攻撃をし続けた。しんみりもしなかったけど、「最後」を手放したりもしなかった。


もう一度アンコール。
クラッカーに例えると、もう一つも持っていなくて、メンバーが出てきたらどうしよう?
つまり、体力限界だった。
それでも必死で叫んでいたのは、出てきてくれた時に考えればいいや、って思って。行き当たりばったりで。

かずやさんが出てきて、両腕で大きく「×」のサインをスタッフさんに送った。
うん、正直言って私も「×」。無理(笑)。
それでもやっぱり、残念だった。名残惜しかった。

でも後で聞いた話では、メンバーは出て行こうとしていたらしい。急にアンコールが止んだから来なかったそう。
かーずーやーさぁーーーん?!!


この日まで考えていた事はずっと重くて、それをHUSHにぶつけたからちょっとキレ気味だったけれど、仙台のファンだからできた事もあったし、仙台HUSHらしさの集大成でした。
見たかHUSHめ。胸張って言えるぜ。


ライヴの後、ラーメン国技館に徳島ラーメン食べに行きました。
半分眠かったけど、すごく楽しかった。私は汗と涙で壊れた顔で、女9人で、AM1:00にラーメン食べてるってのが(笑)。



曲list
(se『TASET』)
『JAPANESE MONKEY』『色情』『can't you hurt me?』『1976』『呼吸』『アカシ』『ナイフ』『パズル』『SHINING DAYS』『嘘の薬』『bullet』『SPIN』
ec『いつかシドヴィシャス』『センチメンタルドライヴ』『Going to distortion』

拍手[0回]

PR
プロフィール
HN:
悠綺
HP:
性別:
女性
趣味:
執念でLIVEに行く。イラストを描く。
カウンター
ブログ内検索
バーコード

photo by mattarihonpo
Designed by eternity labyrinth
忍者ブログ [PR]