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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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6/1
ZIG “The DUST'N' BoNEZ LOVE/HATE TOUR '05”
(with:The DUST'N' BoNEZ,The Ninglers)
at 仙台CLUB JUNK BOX

オープン時間を調べず開場へ行ったら、30分も前に到着してしまった。
多分ほとんどThe DUST'N' BoNEZのファンの人達かな?
並んでた時前の2人組の話。「客少ないね」(整列の時点で…30人くらい?)「時代の流れと違う音楽してるからねぇ」言い方は違うかもだけどこんな感じ。どうしてかわからないけど、ずっと心に引っかかって変な感じだった。I

この日は、鉄格子の中から出てきたみたいな手錠をしていってみたー。テーマは「SADISTIC ROCK」!!



ZIGはトップを飾る。
最前はThe DUST'N'~のファン。まあいいや、、暴れられれば。
attsuさんが白塗り・黒いパーカーを目深に被り、ライトセーバーを掲げ登場!勿論光ってる!!
NORIYOSHIさんは、入ってくるなりこっちに向かって煽り立てる。
YUSUKEさんが来ると、「YUSUKE親衛隊」が名前を呼びまくる!私は「聞こえないだろうなー」な轟音の中でメンバーの名前叫ぶので精一杯(笑)。


しょっぱなからトバしてた!『BOY』のイントロ、ギターが一気にテンションを上げてくれ、ドラムが待ち時間とライヴの始まりの境界線をブチ破るように鳴る。
『BOY』から『RED JACK』の繋がり、とってもよかった。特にドラム、曲をがっっっちり繋げてた。いつも以上にパワフル!


「個人的に憧れてる人達との対バンで光栄に思ってます。もしかしたらこの前のMaCaNaで会ってるかもね」と、一瞬ファンの顔になったYUSUKEさん。
「でも今日は対バンとして、胸を借りるなんてヤワな事言わないで、正面からブツカっていきます!」ステージの上では対戦相手だ。

ライヴ告知の中で、「7月に山形でも予定してたんだけど…先方の都合でなくなりました」と不機嫌そうに言う。私達も「えー」って言ったら「しょうがないじゃーん。いいだろ!今やってんだから!!」怒られた(笑)。


mc明けはわくわくするリズムとフレーズが始まる。「ぱんぱんぱん」っておっきい口開けて歌ってる清美さん、見てるこっちも楽しさが伝染る笑顔!『Jolly×Roger』!!

間奏のところだったかな、清美さんがKAZUさんをビシッと指差してた。KAZUさんも笑顔で返してる。

何回も繰り返される「ウォウウォウウォ イェイイェイ~」は、やるたびに勢いを増していった。
手錠の私は、手拍子のしづらい曲でもあった。拳上げるだけでも痛いんだけど(笑)。


そんな私は置いといて、曲は続く。
YUSUKEさんが裏へ引っ込んでしまう。きっと着替えしてるんだ。
ここでもずっと演奏している楽器隊。KAZUさんが吼えるように「オイ!オイ!」前に出てきて叫んでた。獲物を喰い千切ろうとせんばかり!

ここだったかな、清美さんのギターが止んだ。チューニング狂ったりしたのかな?2人は心配そうに「どうした?」な顔して様子見てた。


YUSUKEさんがZIG-Tに着替え再登場で『B★G★Z』。激しめなほうの『B★G★Z』だ。

attsuさんのヘドバンがすごかった。8を横にしたような振り方は良く見るけど、attsuさんは歌舞伎の連獅子みたいだった!髪長めだし。

また、ギターが止まる。その時間が長く感じた。この日は、特にこの日は、万全の状態でプレイしたかったろうけれど。
でも演奏は続いた。テンションも下がらなかった。っつーか景気付けに盛り上ってみたり。


ラスト前の掛け合いの後、締め括りは『SLANG TO [J]e[C]y MAGDALINE』。
NORIYOSHIさんは上を脱いじゃう熱さっぷり。

拳上げてジャンプ!両手を真っ直ぐ上げるよりも、交差させたほうが痛くない事を発見。X飛びみたくなった(違)。

ゆっくりになって最後のサビ前、一瞬静まり返るところ、清美さんが唇の前に人差し指を当てて「しー」の仕草でメンバーみんなに合図して。「面白い事思い付いた!」みたいな顔してた。
そしてタメのあとにバンっ!っと入るサビが気持ちよかった。

私はヘドバンし過ぎて、首を寝違えてた事もあって首が…動かせなくなってしまう。燃え尽きた。



そんな私は置いといて、イベントは続く。
体の具合がちょっと悪くなって、2バンド目はほとんど観なかった。


The DUST'N' BoNEZ。
mcはほとんどなかったけれど、ビール飲んだり、煙草吸い出したり、サングラス掛けてみたり、ドラムの満園さんは席を立って叫びに来たり、ステージで自由に好き勝手にやってる。こういうのもキャリア故かな。

私には、この人達はあまりに大き過ぎて、はじめは伝説の物語を本で読んででもいるような現実離れした気持ちだった。洞窟の奥に眠る鍵の掛かった伝説の宝箱だと思っていた。
でも、目の前のステージはヤバイくらい生々しくて。

腕を真っ直ぐ上げる森重さんを見て、戦いの中先頭を走る英雄のようだと思った。腕は剣のようで。この剣に戦士達が集まるように、The DUST'N' BoNEZに集まってくるんだろう。
今が伝説の戦いの最中なんだ。その先に宝箱があるかもしれない。
戦争映画になるような出来事を目の前で見ているような気持ちになって、胸が詰まった。
この人達には、ものすごく光る星かなんかがついてるんじゃないかと思った。英雄には勝利の女神がついているように。

観ている間、私の前に並んでた人の言葉がグルグル頭を巡ってた。その人の言葉がThe DUST'N' BoNEZの全てじゃない、深い意味なんてなかったのかもしれない、わかってるけど。
でも。
キャリアがあるからこそ、コアだとしてもこだわってやりたいものを貫き通す、その辛さも重々承知した上でステージに立ってる。「時代の流れじゃないから客が来ない」なんて事で収まるようなバンドじゃないと思うんだよ。
ZIGのRIZさんからいろいろ聞けてよかったです。


前回聴いてかっこよかった『knot beast』や新曲が聴きたかったけれど、馴染みの暴れ慣れた曲達だったのは、正面からぶつかるに充分だったって事もある。
ついでに私もぶつかって砕けました。



set list
BOY/RED JACK/Jolly×Roger/B★G★Z/SLANG TO [J]e[C]y MAGDALINE

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