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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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12/14
SHAPE ”Lick One's Lips”
at 仙台MACANA

結成して1年、本日をもって解散するSHAPEのラストライヴ。
仕事を休めなかったので、会場に到着するその時までライヴが観れるかわからないという0か100かのバクチだったし、ラストだって思うと、このライヴ以外の事も考えて観ちゃってたし、いつにも増して自分に偏ったレポです…。
でも。忘れないように。SHAPEってバンドで感じた事を残しておく事ができるのならば。


会場の扉を開けると、Suzzy&Carolineの演奏中。間に合った!しかも時間押してやがる(笑)。ちょっと得した気分。
サンタクロースのコスプレしてるメンバーやファン、そして楽しそうな面白そうなステージを見ても楽しかったけれど。それ以上におかしい!「これで今年最後」と思ったライヴで観た人達を、また私が観れてるって事が!そっちの理由で、何度も吹き出して笑ってた。


Suzzy&Carolineが終わって、「来ちゃいました!」と友達やSHAPEのスタッフの方々にご挨拶。
セッティングの間、ラストライヴという事で企画した計画の打ち合わせ。メンバーに内緒でアンコールを呼ぶ事とクラッカーと紙テープ。了解!とガッツポーズ。

形式的には、初の東京ツアーからの凱旋ライヴ。そのツアーの楽しかった!って勢いがそのままこのライヴになってる感じがあった。「ラストライヴ」とはまた別に。
特にvo.とdr.に激しさと圧倒される勢いの他に、笑顔がいっぱいあった。
vo.真之介さんが、曲の前に「陽気に、陽気にいこう」と言って始まった事、「今まで楽しい事あり、楽しい事ありだった」と言った事(楽しい事あり、「辛い事あり」って言い回しかと思った)、あとは何度も跳ぶ高いジャンプも、激しい動きも声も、いつも以上に楽しさが膨らんで膨らんでパンッ!って弾けたような。他のメンバーも。
g.kiyomiさんがdr.noriyoshiさんの方を見て楽しそうに笑ってるの、何回も見かけた。
kiyomiさんの演奏する姿はクールな感じだけど、「ん?」って感じの笑顔に和み。
演奏を、SHAPEを楽しんでるように見えた。
b.竜也さんは縁のない、あるいは縁の細い眼鏡をかけて登場。落ち付いた感じとはウラハラに、パッと弾けた明るい笑顔と決めジャンプはまさに弾けてた。元気!
流れるようなラインの曲が、目の前で見ていて印象的だった。
noriyoshiさんの圧倒される叩きっぷりに目が行くと、いつも、叩いてるいい顔と笑顔だった。バシッと当たったライティングにも押されて、音が突き抜けてった。

『dirty』は前回聴いたのと感じが違って別な曲かと思った。更に激しさと勢いが、回りにある物を巻き込んでるみたいに。
『HYBRIDNEUROMANCER』もそんな感じだったと思う。意識飛んでたから…確かじゃないや、この辺。

「ここで皆さんのお手を拝借」と真之介さん。拳を上げて熱く「ヘイヘイヘイヘイ!」。「あーだんだん楽しくなってきたー!」と3回ぐらいやった。
最後のの続きで入ったのが『ZERO』だったかな。ライヴらしいこういう入り方、かっこよくて好き!

英詩っぽい曲、『ZERO』か『HYBRIDNEUROMANCER』かなぁ、真之介さんの歌い方が変わった。潰したような、絞った声で。
勢いのある声も、『I think..』のような曲では伸びる声も、ガラッと変わる訳ではないけれど、曲の表情をそれぞれに表現してたと思う。

『I think..』のイントロのギターがやっぱりいいなー。
空気も凍るような寒い夜に雪が降ると、耳の奥であんな音がする。…豪雪地帯でしか分からん感想…。
夏の熱帯夜なライヴハウスで聴いたのも良かったけど、こういう理由で冬にもいいなぁ。ミラーボールが綺麗だった。

本編最後に聴けた『終わらない唄』。SHAPEは終わってしまうけれど、「この夢は終わらない 僕達は終わらない 僕はまだ終われない!」を、言葉では聞いていないけど直接感じた気がする。1番聴けてよかった曲。


さてやるぞー「アンコール!」来てくれるかな?わくわく。
出てきた!「アンコールにびっくりした?」って気持ちだったけど、全員上半身裸で出てきたのに逆にびっくり!!一枚上手だったか…。でもみんなで反撃のクラッカー!!一斉に鳴ったのも楽しかったけど、終わった頃に1個だけ鳴ったのも面白かったです(笑)。
今まで喋る事がなかったそうなkiyomiさんが、最初で最後のMC。SHAPE解散の衝撃的真相(?)を暴露。
一曲だけの筈が、「もう一曲だけ!」と止まらない!楽しさが!!
最後の締めに合わせて、今度は紙テープ!「別れと門出」っぽい。そして一昔前っぽくて(笑)楽しー!!

「人それぞれいろんな事あると思うけど、頑張っていこう」みたいな内容の真之介さんのMCが残ってる。
仙台での笑いの神は気難しかったようですが(笑?)。

ライヴが終わった後、私は恒例になりつつある(個人的に勝手に恒例化しつつある)握手をしたり、みんなで楽しく話しさせていただいた。
メンバーは集合写真を撮ったり。「お疲れー」って雰囲気だった。ただ特別な「ありがとう」って言葉があった。
竜也さんは正座したままボーっとしてて、「大丈夫?」って声掛けられてたり。「終わった…」っていうような、安堵の顔。笑顔。
後日一緒に見た友達が言っていた、「笑って、笑顔でバイバイ」そのままお借りします(すみません…)。全くその通りだったので。


1バンドしか見ていなから、急激に上がったテンションは中々冷めず、しかしながら私は帰らなくてはいけなくて…。
冷まさなくてもいいよともっとみんなといるか、もしくは誰かテンションを下げてくれ!でないとこれから一人で帰るのはおそろしく淋しいじゃないかぁっ!
でも、友達に半ば引きずられその場を後にするるる…。本当に一人じゃ後先考えないんだから、もう。
二人で皆さんと別れた後、テンションから回って指つった。路上にうずくまる。そんな自分も淋しすぎる…。
痛い、けど笑える。0か100で、指までつってやんの。おもしろすぎる。
テンションが下がる事がなかったので、帰りにコンビニに寄って酒!は捕まるので、風邪を引いてから控えようと思っていた筈の煙草買っちゃった。


SHAPEは、個人レベルで、マインドレベルで、ストレート・シンプルだったと思う。斬新とか、癖があるインパクト・個性じゃなくて。以前MACANAの店長さんが「SHAPEの熱い魂を感じてください!」と言っていたのはこれか!って思った。
なんで活動中に言葉として形に出てこなかったんだ…。

真之介さんの「楽しい事あり、楽しい事あり」という言葉。
バンドやってて、楽しい事ばっかりが思い出に残っていて、夢の真ん中にいて、(時にあわよくば)私達客も夢の中にいられて。そんな素敵な場所なんだ、ライヴって。
それって、バンドの大きい小さいに関係しない事だと思う。私はあまり心が広くないから実感ないけど、ジャンルも超えると思う。

それが、最後のSHAPEを見て思ったことです。
「終わらない唄」で、これからも頑張ってください。


公式set list
夢の欠片/dirty/I think../HYBRIDNEUROMANCER/STANCE/ZERO/終わらない唄
EC:LAST IN THE DAY/夢の欠片

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