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LIVEが終わった後の昂りは、振ったスノードームのようです。 そして、底に積もった雪を眺めるようにしてLIVE REPRTを書いています。
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10/27
Plastic Tree “Shirochronicle”
at 仙台ビーブベースメントシアター

今回は、地元の友達(アキラ海月)と一緒に参戦です。燃えるぜ!
アルバムはあまり聴きこめていなかったけど、いいじゃないの!プラ!!って大声で言いたい。今までは「いいわぁ…」って感じ。このライヴはアルバムの曲だけでいいってぐらい思ってたので(本当にそうだったら困るけど)、すごく楽しみだった。更にこの友達といると、テンションが上がる上がる(笑)。


ゆっくりと会場入りしたので、アキラ前でもスピーカーで見えない端っこに来てしまった。
しかーし!客電が下りた瞬間の押しに乗じてアキラ正面に行けた。友達が振り返った顔は「やったぜ」と言っていた。


正君のベースが鳴る。アルバムでも一曲目、『イロゴト』。友達に言われて気付いたけど、プラのアルバム1曲目ってベースから始まるのが多い。
どこに行くかわからないドアを開けた1歩目みたいに、最初は聴き入ってた。


竜太郎は、タンクトップの上にラメの付いたあみあみのカーデ。前を大きな金色のピンで止めてた。前が真中から白と黒に分かれてて後ろが黒の、おもしろいタンクだった。そして十字ネイルアート。

アキラは黒い半袖のシャツで、左側に太いバーコードみたいな線が入ってた。

正君は白と黒の千鳥格子の少し長めな2つボタンのコート。暑そうだけどそんな表情はなかった。

ぶっちくんの上着はボタンが付いてて、シャツっぽいのにフードになってる、アルバムジャケの服かな?ぶっちくんがフード好きだと知ったのはつい最近。


「2年ぶりかなぁ?ビーブ、ベース、メント、シアター…合ってるよね?」と竜太郎。2年ぶりで会場の名前を忘れてしまったかい?(笑)私自身も、ふつーにJUNKに行きそうだったぐらいビーブは久しぶり。
「ここを血の海地獄にしましょう」。しましょうとも。


「仙台で…4本目?全国つっつぅうらうら…合ってるよね?津々浦々回っています。みんな全部来いよ!」
今日の竜太郎は、言葉遣いに自信なさげだ。
無理とわかっててみんなイェーイって返す。振動するぐらいでかい声に、メンバーも「そんな訳ないだろ」と分かってるだろうけど喜んでくれた。


「アルバムは買ってもらいましたか?」と問い掛ける竜太郎に、私はあんまり聴いてない苦笑い…。「知らない人は、知ってるフリしてください。「あぁー…絶望の丘ね」とかね」
実際アルバムはすごくいい感触ってだけで行ってしまったけど、それでも、むしろだから、かな?曲の、ライヴの勢いにがんがん前のめりにノレた気がする。聴き込んで現実と感情移入してしまわず、ステージだけに集中でき楽しめた。


「休日は何をしていますか?」と竜太郎が訊く。会場の答えの中に「抱いてる」って聞こえてしまったのがあって、すかさず竜太郎がつっこむ(本当は何て言ったんだろう?)。
「「抱いてる」なんて破廉恥な!あんな人がいますよ!」と正君に振ると、「風紀が乱れているっ!」とビシッと注意された。リーダーと書いて学級委員長と読めた。
「曲行きます。『May Day』!」ええぇっ!?
「(『絶望の丘』とか)今日はふざけてみたかったの!」と逆ギレな竜太郎。更に「いい加減にしなさい!」と、つっこまれる前に自分でつっこんでて面白かった。
今日の竜太郎はいつにも増して笑えるMCでもある。
もちろん次の曲は『サンデー』。アルバムでも特に好きな曲。
メンバーと眩しいステージを見ていたら、優しい笑顔になれて、笑顔のままだんだん消えてしまいそうになった。


「今回は新しい曲もあり古い曲もありでいいでしょ?」と正君。
アルバムの曲は『もしも~』以外全部だし、『割れた窓』『エーテルノート』『エンジェル・ダスト』と昔すぎて新鮮にも感じる曲もあり。定番の『May Day』『サイコガーデン』もあり。
終わってみたら、プラにしてはかなりの曲数をやってくれたし、終了時間も遅かった。

『エーテルノート』では、サビで両手を振ったり、みんなで歌った所で竜太郎がマイクを向けてくれたり、こんなに楽しい曲だっけ?ってぐらい楽しくてハジけた!

確か1回目のEC最後の『エンジェル・ダスト』。最後の演奏で、竜太郎がくるくる回ってマイクコードに絡まってた。

『トロメライ』の延長上にある『シロクロニクル』な気がするので、『トロイメライ』の曲は今回には自然に合ってたと思う。『理科室』『グライダー』『懺悔は浴室で』『蒼い鳥』『千葉市、若葉区、6時30分。』。
『理科室』の特に「答えなんかいらないから」の部分って、こんなに追い詰められるような焦燥感のある曲だっけ?意識飛びかけで前に拳が上がってた。

今回の『蒼い鳥』は、「落ちてく気がした」の後、竜太郎の歌い出しに合わせる楽器隊。
じぃーっと竜太郎を見て間合いをはかるぶっちくん。以前見たのはスティックでリズムを取っていたけれど、音のないこっちの方が好きだな。
そしてドラムはこもった響かない音になる。これも好き。

前回アキラを見て本気で気を失いそうになった『懺悔は浴室で』は、アキラは電子音にのって突っ込んできた。
浴室は気を失いそうに熱い(ノボセてる?)。


「今回は何かないの?」と、竜太郎が今回の掛け声を正君に決めてもらう。
「「ガー」だったから「ギー」とか?「グー」はなんかやだなぁ」と言いつつも最終的に「グー」になった。
私もちょっとやだったけど(笑)、そんな気持ちが逆に面白くなってきて一緒に「グーッ!」

ECに入ってきた時に、ぶっちくんがフロントのマイクに拳上げで「グー!」。「グーッ!」と返すと、「よしっ!」ととても満足そうにセットに戻って行った。それを見た私も「よしっ」と心でガッツポーズした。


「何色が好きですか?」という竜太郎の問いに、「水色!」と答える私達。声が合っていなかったのか、もう一度言わされた。歌のお兄さんですか?(笑)
「水色ー!!」と叫ぶと、静かに「ガールフレンド」と付け足してくれた。
ただMCに答えて叫んだだけなのに…。なんか嬉しかった。

間奏のドラムプレイが私的ベストだった!
シンバルをバシッと叩いてそれをすぐ止めるところが、一瞬腰を浮かしたところが、その引き締まった表情が、たまりませんね。今回はこのぶっちくんにクラっときた。

ぶっちくんと言えば、『ピカソごっこ』や『グライダー』などの間奏で、アツい演奏とぶっちくんの真上からばしばし落ちてくる白いライトに、ますますライヴの熱っぽさが増した!
叩きながら立ち上がったのも多分初めて見た!私はクララを見守るハイジの気分だった。「ひろしが!ひろしが立ったぁ!!」
最初のECで出て来た時に、汗だくで「今日はすごいねぇ」と言って出てきたぶっちくん、「俺はいいんだけど、ドラムが…」と反面嬉しい発言。熱い叩きっぷりに負けじと、会場の熱気と湿気が上がってって。

今回はぶっちくんロックオンだったので、息で前髪を吹いたり、つんつんした髪型を直したり、口が開きっぱなしだったりしてるのをよく見かけた。くそう、愛しいぜひろし。


『lilac』では、最後の演奏でアキラがすごい速弾きを披露!
それを見ていたぶっちくんが「おぉーっ!」っていうような顔で見てた。
私もあまり観た事ないし、メンバーの反応からみると実際もあまりやらないのかな?
アキラお疲れっ!

アキラといえば、ここで友達の武勇伝を(笑)。
アキラ前に布陣し、じりじりと前進。
前ギリギリに煽って来たライヴ最後の『サイコガーデン』の時、頭を下げてギターを弾いていたので、その頭を触りまくった友達。まるで、すごい勢いで美容院でシャンプーをしているようだったらしい。「ぉおかゆい所はありませんかーーー!!?」

2回目最後のECが終わった後、暑そうだったぶっちくんに「暑いなら脱げー!」と言ったら本当に上着を脱いだらしい。ぶっちくんを脱がしたなんて!
ちなみにその時のアキラは上半身裸でした。

結局全員に触れた友達。ライヴが終わった後、私は強く強く握手させて頂きやした。


竜太郎がモンキーダンスしてた曲、すっごく楽しかった。『バカになったのに』『秘密のカーニバル』その他にもあったかな?
『バカになったのに』で、小意地悪そうな笑顔で「バカーーッ!」っと叫ぶ竜太郎。ウチらに言われてるみたいだった(笑)。

『秘密のカーニバル』もアルバムでは大好きな曲なので、イントロのドラムが鳴った瞬間から、頭のネジがすっぽ抜けたみたいにはしゃいだ!
サビの電子音が好きだったので、ライヴでも再現されててすごく嬉しくて楽しかった。


正君の名前を呼んだ男性の声に、「おぉー」と称賛の歓声。正君はムキッと両腕を上げてガッツポーズしてた。
最近プラも男率が高くなってきてちょっと嬉しい。けど正直悔しい。メンバーはうちらの声より男性の声に反応するんだもん。


2回目のECに出て来た時、正君が「これ貰ったんだー」とアンプの上に飾ってあった小さいかぼちゃを自慢気に掲げる。「そんな季節だねぇ」と嬉しそう。
後で、私の正海月の友達さんの友達さんが正君にプレゼントした物だとわかった。その方も嬉しいだろうなぁ。
「ほしー!」とファンに言われた時は、正君が本当にあげちゃわないかハラハラしていたのではないだろうか?(笑)


2回目のECにアキラが出てきてくれた時、ドラムセットに座って叩き始めた!これも初めて観るパートチェンジ。
その後出て来たぶっちくんは「先に言っとくけど、俺ギター弾けないから」と断る。
しかし、それを素直に聞く私達ではない!「ぶっち!」コールで困らせる。
そしたら何と!裾にいるInstruments Techの金子さんにストラップを掛けるところから教わって(かわいいなぁもう)、『サイコガーデン』のイントロを弾いてくれた!言ってみるもんだ。
私達も「ヘイ!ヘイ!」って盛り上げ、やめてからもまたぶっちコールをして、もう一回演奏して貰った。やっぱり言ってみるもんだ。ありがとう金子さん!


今回も竜太郎・アキラのカップルはイチャついてました。
なんの話しの流れかは忘れてしまったけど、竜太郎がアキラに何か言われたんだと思う。食い掛かるようにアキラを見つめ返していたのに、次の瞬間にはもういくぞーいくぞー…ゆっくり竜太郎が近付いてって…頬にちゅぅ。歓声、ではなく悲鳴が上がる。
「ふぅ、この二人は、もう」って感じで、正君が肩をすくめて見せた。

その後も、なんの曲だったかな?竜太郎がアキラの頬をがぶっといってました。


本編最後は『最終電車』。
明るい電車の中で、ゆったりライヴを思い出して幸せな気持ちになって。
その分苦しい、きしむ音のBGM。苦いアメ。
本当にライヴ帰りってこんな感じだ。遠征してる人もそうだろうし、私自身も山形から電車で来る時はまさに。車でも、だんだん他の車が少なくなってく感じが似てる。
こんな「最終電車」にずっと乗っていたい。終点がなかったなら。


ラストは『サイコガーデン』。
ただでさえ意識がぶっ飛ぶのに、最後のイントロを3回もやってくれた。もうね、脳みそや内臓をそこらじゅうにぶち撒けてたと思われる。
さすがにこの『サイコガーデン』の後「アンコール!」と叫んでる人達に、無理っ!死ぬー!!って本気で思った。友達は「え?まだ行けますよー?」って…若さだ…。


前にいたからか、プラの曲がそうなったのか、今までじゃあり得ないぐらい拳が上がってた。大きいのは熱を帯びたようなドラムのせいだと思う。
いろんな色の電飾が綺麗。なんだけど、その電飾がショートしてて、更に綺麗で楽しくって。そんな場所にいるみたい。
あともう一つの理由が、隣の人が何かいい拳の上げっぷりだなぁと横目で感じてたら、偶然にもHUSHで出会った友達だったから!
本編の中盤、アキラのピックが手に当たったんだけど落としちゃって、しゃがんで見つけた!っと手をぐんと伸ばしたら前の人に腕を掴まれて、その間にピックは消滅してしまった…。
立ち上がったら二人気が付いて、「あっ!どうも」って。
待ち合わせのないこういう出会いもとっても嬉しい。

新しい曲は、メロディーが頭の中でずっと流れつづけてるような、どこからともなくいつも聴こえてるような感じがした。ライヴでは実際その中にいれた訳で、それってやっぱりすごく楽しい最高の場所だと思う。
ギターやベースのぎゅおわあぁぁぁんって音さえも、轟音というよりはメロディーの一部に聴こえた。
ベースやドラムも底をしっかり支えてる感じじゃなくて、どの音も印象的な模様で、それぞれが合わさっても更に綺麗な模様に織り上がってる。
それに重なる正君のコーラスも綺麗だ。

10日前に行ったライヴ後、「体と気持ちが付いていかない」とある方に言ったら、「青春は終わらないって勘違い系で行かないと!」と励まして(笑)もらい、不安を振り切って前に突撃隊しました。
実際、そのお陰で楽しさが何倍も増したと思う。勘違いって大事っ!!



「秘密暴力倶楽部とかじゃなくて、今日はすっごい楽しいよ!」と言ってくれた正君。それはね、いいアルバムを作ってくれたからだよーーっ!!

「あー明日から仕事…」とかは全然思わなかった。「こんな楽しい事が世の中にあるんだから、当分何があっても大丈夫」っていう気持ちになったライヴでした。


意識も曲順も飛んだ曲list
イロゴト/割れた窓/ナショナルキッド/水色ガールフレンド/サンデー/星座づくり/バカになったのに/秘密のカーニバル/ピカソごっこ/バリア/理科室/グライダー/エーテルノート/懺悔は浴室で/エンジェルダスト/蒼い鳥/lilac/千葉市若葉区6時半。/最終電車//
May Day//
サイコガーデン//

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